ズームレンズスイートスポット算出君

スイートスポットとはlzx.jpでの造語ですが、レンズのパワーバランスが最も良い状態にある事で、この点で最も優れた描写が得られる焦点域を指す言葉です。
よって、「最もおいしい焦点=スイートスポット」です。
通常「ズーム倍率の平方根×ワイド端の焦点距離」の近辺に存在する事が多いです。
これはその点を中心に上にX倍、下に1/X倍と、ちょうどズーム倍率の中間となるためです。
そこを中心に調整を行うと、ワイド端ズーム端共に均等な倍率になるため、全体の補正のバランスが良くなります。
また逆にワイド端ズーム端から考えると、真ん中は補正が均等になるため、最も均整の取れた描写になります。
通常電卓をたたけば出てくる値ですが、一応簡単に計算できるようにスクリプトを作ってみました。
レンズによってはこの結果通りにはなりませんが、必要であればご利用ください。
※実際には絞りのSS、被写体距離のSS、各収差毎のSSがありますが、ここではそれらは考慮しません。

ワイド端(mm)[mm]
テレ端(mm)[mm]



ズーム倍率ワイド端中央値テレ端スイートスポットSSでの倍率
[mm][mm][mm][mm]

-20%-10%スイートスポット+10%+20%
[mm] [mm] [mm] [mm] [mm]

利用方法
ズームレンズのスイートスポット(各種収差が最もよく補正された焦点距離)と思われる焦点距離を計算します。
・ズーム倍率:そのレンズのズーム倍率です。
・ワイド端:そのレンズのワイド端(最広角)の焦点距離です。
・中央値:ワイド端とテレ端のちょうど中間の焦点距離です。
・テレ端:そのレンズのテレ端(最望遠)の焦点距離です。
・スイートスポット:そのレンズのスイートスポットと思われる焦点距離です。
・SSでの倍率:スイートスポットのワイド端からのズーム倍率です。

・-20%:計算されたスイートスポットより20%ワイド端寄りの値です。+と合わせて高い確率でこの範囲には入ります。
・-10%:計算されたスイートスポットより10%ワイド端寄りの値です。+と合わせてたいていの場合、この範囲内に入ります。
・スイートスポット:上記と同じ、そのレンズのスイートスポットと思われる焦点距離です。
・+10%:計算されたスイートスポットより10%テレ端寄りの値です。-と合わせてたいていの場合、この範囲内に入ります。
・+20%:計算されたスイートスポットより20%テレ端寄りの値です。-と合わせて高い確率でこの範囲には入ります。

たとえばPENTAXのDA18-55mm F3.5-5.4 ALシリーズで計算すると、スイートスポットは31.5mmとなります。
実際このレンズは、約33mmにスイートスポットを持っていますので、ほぼ計算結果と一致します。
まあ、このレンズがまじめに素直な設計で作られているだけですが・・・


1.レンズの構成、作り、設計思想などにより、この範囲に入らないこともあります。
2.安いズームレンズでは、スイートスポットでも大して描写が変わらない場合もあります。
3.レンズによってはスイートスポット自体が存在しない場合もあります。
4.レンズによってはスイートスポットがワイド端又はテレ端にあり、途中に存在しない場合もあります。
5.システムによっては、必ずしもスイートスポットで最適な描写が得られるとは限りません。
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