Drobo B800fsを導入しました

※購入報告及び導入経緯が主で、基本的にレビューは無しです。ご了承ください。

Drobo B800fsは、米国のDrobo社(旧データロボティクス社)が製造、販売しているRAID5/6対応のNAS(簡単に言えばUSBの代わりにLANで繋げる、多人数で同時に共用可能な外付けHDD)です。

Drobo B800fsの特長

モデル、容量、回転数が異なるHDDを同時に利用可能
異なる容量のHDDを使っても可能な限り容量を有効に利用してくれる
HDDを挿入するだけで自動で設定してくれる簡単設計!!
最大8台までのSATA HDDが搭載可能
この手のNASとしては標準的なRAID5の他、RAID6にも対応
各種設定は同一ネットワークに繋がったPCにDroboDashbordをインストールして設定
基本はSMBのみで、他の業務用やハイエンド機が対応しているiSCSIには非対応
CPUはARMコア
発売は2011年3月末とやや古め
そのため、他社の現行機より性能が低め

気になる性能

スピードはGigabitで40MB/s程度(実効30MB/s)と、すごく早くは無いけど実用上必要十分
問題があると言われているWD Cavir Greenも問題なく利用可能
と言うか、米Drobo社のサイトではGreenモデルも利用可能としっかり謳っている
何しろ、Drobo B800fsは2011年発売で、WD REDは2012年発売だから、販売当時無い物で評価/推奨は出来ませんので
消費電力は低めで、HDD4台に管理用のノートを含めても35W未満
起動直後はファン五月蠅め
そのファンは、起動からかなり時間が経過しないと静かになってくれない
HDD挿入すれば勝手に認識し、容量に追加してくれる
事前のフォーマットはしても良いけど、別に行わなくても良い

導入の概略

今まで使っていたWindowsのファイル共有による疑似NASは管理が大変な上色々と制限も多く、万が一の対策も無い状態でした。(当時)
また、増設が容易でない等もあり、比較的容易に設置や管理が可能な専用機に置き換えたいと考えていました。
そうこうしている間に使っているOSのサポートが終わる(XPなので)のと、ノートPCのバッテリーが死んだのと、増税するので、ここぞとばかりに導入を進める事にしました。
以下色々検討した結果、Drobo B800fsが良さそうと言う事で購入し、無事導入に至りました。

導入の経緯

今までの問題点

今まではWindows PC(省電力のモバイルノート)にUSB HDDを繋ぎ、それをWindows上から共有して疑似NAS化していました。
しかし、
1.使用していたノートPCのOSはXPで、サポートも切れるなど仕様的に古すぎる。
2.ハード自体も購入10周年が近づいており、そのため性能的に問題がある(内蔵のLANは100Mbpsなので10MB/sが最高。CPUパワーが低いのでカードバスでギガビットイーサを導入しても15MB/s行かない上、連続通信を行うとLANのチップが茹で蟹になってダウンする。※しかもこれ、故障していなくてもこういう動きをするらしい。まともに通信できないチップ載せるなよ、Buffal○!!)。また、既にバッテリーが死んでいるなど、本体自体もいつ壊れてもおかしくない状態。
3.写真は元より各種データが多くなり、既に32BitOSの上限である2TBでは収まらなくなっている(現状2TBx3台で分類して保存)。また2TB超のデータを単体で容易にバックアップする手段はほぼ無い。
4.上記によりHDDが1台クラッシュしたら、それだけで1TB超のデータが吹き飛ぶ。(一部は残るとは言え、損害は甚大)
5.USB端子の劣化が原因と思われるが、USBケーブルの接点との接触が凄まじく不安定。動かしただけでUSBのコネクションが切断される。
6.PC自体が古い仕様と言う事も有り、USBの相性が激しい。HDDを繋いだ状態で起動するとHDDが見えなくなる。(抜いて再起動し、起動後に再接続しないと認識しない)
7.上記のため再起動後はHDDが見えない、又は未接続なため確実に共有が解除される。そのため、何かしら再起動が掛かる際は必ず人がついて対応しないといけない。また不慮の事故で再起動や電源断などが有った場合は、上記の復旧手順を行う必要がある。しかもPCが古いが故にこれに意外に時間が掛かる。
8.3台のUSB HDDを設置しているため、数多くのケーブル(8本)が這い回ってメンテナンス性に欠ける。
9.消費税が上がる。今回検討しているクラスは業務用機器となるため、増税後も大きく値段が変わる事がないだろうと予想。それならば、人の金だと思って無駄遣いばかりする国より、その分を販売業者に落とした方が良いだろうと考えた。
等々です。

検討その1

一番最初に検討したのは、今と同じくPCをNAS化することです。
今のPCは進歩していますので、内蔵のIFだけでもRAIDが組めます。
また、OSだけでソフトウェアRAIDを行う事も可能です。
VISTA以降のOSなら2TB超のHDDにも対応しているので、本体に大容量のUSB HDD繋いでおけば自動でバックアップさせることも可能です。
しかし、この場合NAS用に新規でOSの購入が必要です。(安い民生用はHOME版なので機能の制限が厳しい上、この時期はXPのサポート期限切れ&増税&新年度と言う事もありPC全体が高値安定だった。まともなPCを選ぶとそれなりのNASが買える程度の価格。)
また、結局はWindowsなので人が目で見て常時メンテナンスする必要があるなど、今までと同じようないろいろ制限が付きまといます。(特にMicrosoft Update)
フリーのNAS専用RAID対応OSもありますが、結局PCベースだとHDDが本体内にねじ止めなど、交換が容易ではなかったりと別の問題に目が行くようになりました。
フロントベイを開けて簡単に交換できる機種も無くは無いですが、そうすると今度は選択できる機種の幅が大幅に狭くなると言う問題もあります。
それにHDD故障の際、結局は手動でいろいろ行うためにディスプレイ、キーボード、マウス等のIFを取り付ける必要があります。※
※メンテナンスするときだけ繋ぐのでも良いでしょうけど、結局それをするには予備で1セットは常備する必要があるので、付けていても居なくても余り変わらなかったりします。
また、PCのためSATAのホットスワップ(動作中にHDDを抜き差し)は基本的に機能しません。
交換する際は、死んだディスクを無効にしてから電源を落としHDDを交換。その後電源を入れ、新しいディスクを使ってRAIDをリビルドする。これら一連の処理を手動で行う必要があり、簡単運用とは行かない事が判りました。
※このレポートを書いている間に改良されているかもしれないが。

検討その2

PCのNAS化が検討から外れると、次は市販のNASです。
NASにも一般向けの商品から、エンタープライズ向けの商品まで色々あります。
最初は、一般向けのNASを検討しました。
有名なところなら、アイオーデータや、バッファローなど日本メーカーの物です。
しかし、これらはHDDのメーカーや型番などの制限が厳しく(場合によってはHDDに専用のファームを書き込んで制限をしている場合もある)、また価格がとても高かったです。
また、その価格の割に壊れやすいと不評でした。(おそらく故障率自体は他社と大きくは変わらないのでしょうけど、高価な専用パーツでないと修理できない事や、クラスの割に高価な保守サービスの契約を要求されたり、価格の割に他社より良く無いという点が不評なのだと思います。)
これらは一般向けではあるけども個人向けではないのでしょうが、他社なら結構上位のNASが十分視野に入る価格帯ですので、検討から除外させていただきました。
次に、USB HDDケースを作っている会社などが販売しているNASキットです。
有名な所ではセンチュリーの裸族シリーズです。
これは比較的安価でRAID5も組めるので、選択肢としては悪くないと思いました。
しかし、後からの拡張不可能なため、最初から必要な容量を確保しておく必要があります。
また、そのため後から拡張をする必要がある場合は、一度別のHDDに保存してHDDを交換し、RAIDを組み直す必要がありました。
そして、製品自体がそれほど良い部品を使っているわけではないので、性能的には劣る物でした。
また、ファームが独自仕様※のため、RAID崩壊時の修復手順など、色々と手間が掛かるようでした。
※おそらくは組み込み用LINUXでしょうけど・・・
悪いと言っても業務用としてはオススメしないだけで、一般向けとしては十分以上の仕様となっていますので、個人の通常使いで問題になる事はほぼ無いでしょう。
また、値段を考えれば十分以上な仕様と性能だと思います。
ただし、今回目的としている楽々拡張や簡単運用には向かないため、このクラスの商品は検討から外れる事になりました。

検討その3

PC NAS及び廉価なNASが候補から外れるとなると、いよいよ次は業務用の本格的なNASを検討する事になりました。
そのため、今度は専用の業務用NASの導入を検討します。
もちろん、業務用途と言ってもピンからキリまで有り、中小の事業所が使うスタンドアロンなNASから、一部上場企業の情報部門が使う複数台を連結させる事が前提なローカルクラウドなNASまで、色々あります。
もちろん、一部上場企業が使うような、そんな大規模な機器を買うお金も置く場所も無いので今回は中小の事業所が使う程度の業務用NASを検討しました。
選定基準
1.HDDの交換が機構的に容易であること。できたらHDDのシャーシ無し。有ってもネジ止め不要!!
2.HDDにエンタープライズ用だけではなく、民生用のHDDも使えること。
3.できたらRAID6(相当)に対応していること。
4.大容量HDDが安くなったら、交換または追加で容量の拡張が可能。
5.異なる容量のHDDが有効に利用可能なこと。
6.マニュアルがなくても対応が可能なくらいメンテナンスが容易なこと。

これらの要件を全て満たしたのがDrobo社のDroboしか見当たりませんでした。
他社でも6以外を満たした機種がありましたが、制限が厳しすぎるなど問題があったのでDroboにほぼ決定しました。
ストレージロボットと言うだけあって、難しい事は考えずにHDDを突っ込むだけで自動でリビルトを行い、RAIDの修復や容量の拡張をしてくれるのはまさに簡単運用に最適と言える仕様でした。

Droboの問題点

ただし、Droboにも問題がないわけではありません。
他社に比べると導入実績が少ないため、参考となるレビューはほぼありません。
特に、ビジネスモデルとなると個人で購入している人はまれなため、さらに情報が少ないです。
※14年は価格改定で大幅に出荷を増やして1000台(日本国内での予定)と言う程度の機種で、それ以前は値段が倍と言う事もあって出荷数はもっと少ないと言う事になり、ビジネス機の個人買いレビューは見当たらなくても当然と言えば当然ですが。
ですが、レビューが少ない事はDroboの問題とは関係ありませんので、この点は気にしなくても問題ないかと思います。
本当の問題点は以下から。

性能が、他社の同等機に比べると低いです。
他社の現行機はIntelのAtomのため結構高性能ですが、DroboはARMのため電力効率は良いですがパフォーマンスはどうしてもx86系に比べると劣ります。(同世代のプロセッサの場合)
さらに、Droboで現状入手可能な機種は今から3~4年ぐらい前に発売された機種(又はそれがベース)のため、どうしても他社の現行機に比べると性能で見劣りします。
※逆を言えば、それで問題が出ないと言う事は、既に十分な出来であると言えなくもないですが。

また、他社はこのクラスでもSMBの他iSCSIにも対応している上で安くてハイパフォーマンスなのに、DroboはSMBのみです。
それに一つ上のB800iは、今度はiSCSIに対応した代わりにSMBに対応しないなど、本体の性能と古さも相まって機能的に劣る事は否めません。
今回のように個人的用途で目的がはっきりしているのであればSMBだけでも問題はありませんが業務用途で本格的に使うとなると、価格も考えると他社の方が有利な位置に居ると言えるでしょう。

それに、信頼性が未知数です。
他社は昔からNASなどのオンラインストレージのほか、業務用のエンタープライズ製品を作って実績を上げています。
しかしDrobo社は創業から10年もたたない新参企業ですので、実績も少なく、未知数な部分も多いです。
それに、他社の同クラスは信頼性重視の設計に対し、Drobo社は簡単に使えることを目指しているため信頼性の点においては他社に比べると評価が低くなっています。
また、これらNASは一部のエンタープライズ機を除けば海外の企業が製造販売しているので、日本国内では業務委託を受けた代理店が取り扱っています。
他社は実績があるため、以前より業務用ストレージを扱ってきた会社が代理店となっているのに対し、Droboは新興企業と言う事も有り余り名の知られていない会社が代理店をしていますので、万が一の際のサポートも心配な事と言えます。
しかし、最近は直営の日本オフィス作ったようですし、サポート能力は未知数ですが普通に使う分には問題ないと思われます。
※事実Droboの正規代理店は評判が宜しくありません。まあ、Drobo社の日本事務所もあるので、そこに問い合わせるのが一番かも。

以上の点を考慮し、当方の使い方としてはマイナスよりプラスの方が多いと思われるため、Drobo B800fsの導入を行いました。

検討した他社製品

他社からもRAID5/6対応のNASは販売されています。
一般向けも手がけている大手ならQNAP社やNETGEAR社があります。
また、台湾のASUSとADATAが協業して作ったASUSTOR社もこの事業に参入しています。
これらの会社では、B800fsクラスの機種は10万円から12万円※が相場となっているようです。
※米国なら800~900ドルぐらいで買えるんですけどね。
特に、NETGEAR社は独自のX-RAIDを搭載しDrobo社のBeyondRAIDに対抗し、事後の拡張などへ対応しています。
ただし、DroboのようにHDD突っ込んで終わりというわけには行かないようです。
手動でよければ他の会社の製品も拡張は可能なわけで・・・
※X-RAIDには別の問題もあるようですが、ここではそれについては語りませぬ。

他社同等品には
QNAP TS-869 Pro Turbo NAS(ビジネスモデル):12万円
QNAP TS-869L Turbo NAS(上記のローエンドモデル):10万円
ASUSTOR AS-608T(TS-869Pro同等機):10万円
があります。※2014年4月時点

QNAP社の機種は、このクラスでは定番品とも言える機種です。
TS-869Lはボディ自体には最低限の表示のみとし、一部機能の削減、HDDのロック機構も無しという、このクラスでは廉価な機種になります(それでも10万円しますが)。
それの上位機としてTS-869 Proがあり(正しくはこの機種がベースで、Lがそれの廉価機になります)、こちらは前面に液晶が付いており現在のNASの状態表示ができます。 また、HDDベイに鍵が付いており、勝手に抜き差しできないようにロック出来るようになっています。
その上、Lモデルで制限されている機能の制限が解除されていますので、フル機能が使えるようになっています。
個人向けとしては微妙な機能差ですが、業務目的でこれらの機能が使えるのであれば価格差2万円なら十分選択肢に入ると思われます。
ASUSTOR社のAS-608TはQNAP TS-869 Proの対抗機種で、同じように前面液晶及びHDDロック機構が付いています。
ただし、値段はLモデル程度の価格、実売で2万円ほど安価になっています。
また、この3機種はスペックもデザインもほぼ同一となっており、ソフト的な違いもソフトのIF以外ほぼありません。(Lモデルが一部機能的な制限がある程度で、実用上余り影響は無いと思われる)
おそらく出来る事はいずれも同じなのでしょうが、ASUSTOR社のサイトの作りがいかにもな作りで引いたため、この時点でASUSTOR社は候補から外れました。
QNAPはDroboよりスペックも上で、実績がある分信頼性も高い、しかも値段はB800fsとほぼ同じ(さらにLなら2万円も安い)と言う事で、どちらにするかを検討しました。
最終的には、RAIDの拡張が容易と言う事で、自分の用途ではB800fsに軍配が上がりました。
※手動であればQNAPも拡張は可能ですが、忘れた頃に拡張の必要に迫られ、拡張の度に取説を発掘することになり、取説を見て手順を確認しながら操作するのは避けたい。
しかし、QNAPのNASも十分魅力的で、用途が合えばB800fsよりも使えるNASだと思います。
※しかもこれらの機種、DroboがB800i以上で無いと利用できないiSCSIにも対応していたりするので、用途によってはDroboを選択する理由の方が無いです。

ビジネスモデルのDrobo

Drobo社のBラインに属する機種には
Drobo B800fs(ビジネスモデル最廉価機):実売12万円
Drobo B800i(ビジネス一般向け):実売19万円
Drobo B1200i(ビジネス最上位機):実売42万円
があります。※2014年4月時点
末尾がiの機種はiSCSIと言われる接続方法で、明らかに業務用途で個人用途向けではありません。(個人用途でも使えなくは無いけど・・・)
B1200iは問題外として、値段的にもあえてiSCSIモデルの機種を選択する理由はありませんでした。
また、DroboのiSCSIモデルは、他社の同クラス機種と異なりSMBに対応していません。
※iSCSIモデルの旧モデルデットストック品であるDrobo EliteがB800fs程度の価格で売っていましたが、上記の理由で却下。ただし、アクセススピードはiSCSIの方がSMBを圧倒します。
その結果、Droboの中ではB800fsに決まりました(選択肢が少ない・・・)。

もちろん、Bモデルなんぞ買わずに、Drobo5Nを買うという選択肢もありました。
こちらは搭載可能HDDの数が5台までで性能もB800fsより劣りますが、本体価格は7万円でおつりが来る程度です。
B800fsと比較すると5万以上も安い価格でした。
これなら、B800fs本体を買う価格でHDDまで購入可能です。(3TBのHDDならWD REDを5本積んで、B800fs本体より少々高い程度)
もちろんこちらもBeyondRAIDなので、容量の自動拡張やRAID6(相当)に対応しています。

また、USBやFWのみの機種もありますが、こちらはNASではなくRAID対応外付けHDD(これは"DAS"と言うらしい)なので、基本的にはUSB HDDと同じになります。

最大容量の問題で、はやりB800fs
Drobo5Nは理論上4TBx5台で20TB、これをRAID5相当なら16TB、RAID6相当なら12TBまでとなります。
※データを失う際の規模を考えれば、RAID6以外の選択肢はありえません。
また、ここ数年HDDは大容量化に頓挫している状況のため、HDDの容量UPによる増加はしばらく望めません。
そのため、容量の問題は物量で解決しようということで、B800fsとしました。
※最新のヘリウムガス入り5TBや6TBが使えれば5NでもRAID6で構成した上で15TB越えが狙えますが、4TB超のHDDが使えるかどうか不明な上にまだまだ高価なためこれらを構築するには最低でも22万円掛かります(※2014年4月時点)。B800fsなら確実に利用可能な3TBを8台積んで5Nの現在の理論上の最大容量より3TB多い18TBがほぼ同じ22万円で手に入ります(もちろんRAID6で)。B800fsならこれらを4TBや5TBに変えればさらに容量を増やす事も可能です。

品質の面でも、B800fs
また、Bモデルは仮にも業務用の機種のため、品質は一般向けに比べたら高い水準で、故障率も低いはずです。
もちろん7万円弱するDrobo 5N等もかなり高価な部類に属しますが、B800fsは元のプライスタグは25万円(アメリカでの直売価格が$2000)なので、クラスが5Nとは全く異なる物と考えて貰った方が良いでしょう。
モデルとしては2011年10月発売の3年前の機種(2014年4月1日時点)ですが、それ故に既に開発に掛かった費用は回収出来て居るでしょう。
そこで他社の同クラス機と同じ今の価格12万円にまで落として日本でのシェアを伸ばすためにやっているのでしょうから、ここで品質を落としたら他社に対抗は出来ません。
そのため、ハード的な品質は他社同クラス品と同程度はあるでしょうし、ベースが25万円の機種が半額の12万円で買えると思えばこれほど良い買い物はないのかなと個人的には思います。
それに、3年前の機種が故、ハード的な不具合もソフト的な不具合も十分潰れているでしょうから、逆に他社の最新機種より安定している可能性もあります。
※まあ、ライバルは老舗なので、細かい不具合はあれど支障が出るような大きな不具合は出さないでしょうけどね。

それと、今回選択肢には入れなかったけど、Synology社のNASがBeyondRAIDに近い事が可能になっています。
要するにこれってBeyondRAIDと同じで、HDD毎に細かくパーティション切って、それぞれのHDDのパーティション毎にソフトでRAID組む方式だよね。
ただし、Droboと異なり自動では行ってくれませんので、RAIDをリビルドする場合にはユーザーが操作を行う必要があるようです。
まあ、DroboのByondRAIDは自動設定まで含めての特許なので、他社はRAID構築又は自動設定を単体で実現できても両方同時に実装するのはかなり難しいのかな・・・
それでも、他社のように自ら細かく指示を出す必要が無い、異なる容量のHDDも可能な限り有効に利用できるのは便利な機能です。
今回選択肢に入れなかったのは、8台モデルがラックマウントタイプ以外無かった(オプションの拡張ボックスや外付けHDDを付ければDrobo以上の拡張が可能でしたが、それでは今回の目的の一つである不安定要因の一つである配線の簡略化が出来ないため、却下。また、本体が結構高価なのにそれらを取り付けたらさらに高価(B800iにHDD付けた物が楽に買えるぐらい)になりますし・・・)ためと、やはり簡単さはDroboの方が上でしたので。
もちろん、パフォーマンスやiSCSIへの対応など、諸性能は旧世代のDroboよりも現行世代のこちらの方が上でしたが・・・
※それと、一般向けでは使えない(使うためにはエンタープライズ向けの専用機器が必要で、エンタープライズ向けだけあって異様に高価!!等)機能に対応していたりします。それ要らないからもっと安くしろと言いたい。

使ってみて

スピードは、最初にも書いたように40~30MB/s出ます(有線でGigabitの場合)。
これは、PC NASを使っていた頃に比べれば3倍超のスピードになります。
まあ、他社の同クラス機はもっと早いらしいのですが、個人的には必要十分です。
ただし、今後容量が増えていったときに、スピードがどうなるかは今のところ未知数です。
と、十分早くなったとは言え、所詮は30MB/s。複数のファイルに同時にアクセスすると急激にスピードが落ちます。
まあ、これはSMBの仕様上どうしようも無い事なので、あきらめざるを得ませんが・・・
※もちろん上位機のiSCSIを使えば、この問題はある程度解決はすることは判っています。
ボディは黒いですが、他社のように角張っていなく丸っこいため、部屋に置いておいても威圧感は少ないです。
また、インジケーターが最小限なので、見た目的には他社のような明らかな業務用の電子機器という雰囲気も少ないです。
ファンの音は結構うるさいです。寝室にあったら確実にウザイレベル。
UPSは必要ないからとUSBと繋げるIFは有りません。停電になったら落ちるだけ。RAIDで守られているから大丈夫と言う事らしいのですが、やはり心配です。
UPSを繋げる事は出来ますが、あくまでも電源だけ。停電になったらUPSから信号を貰って電源OFF、復旧したら再起動と言った細かい制御は出来ません。UPSのバッテリーが亡くなったら有無を言わさず電源が落ちるだけです。
ですが、個人的には心配なので、500WクラスのUPSを繋いであります。

オススメできる?

個人的には用途が合えばオススメはしますが、性能を選ぶなら他社製を、コストを選ぶなら下位ランクの機種をオススメします。
あくまでも、とにかく一度設定さえすれば後は簡単に、その上大容量を目指すというなら、この機種をオススメします。
それ以外でこの機種を選ぶと、不幸になるかも・・・
値段が値段なだけ、よく考えて選びましょう。
自分は十分満足しております。

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