祝い事より、作例を増やすのが優先でしょう。
今までの撮影では、一番明るい点と一番暗い点をギリギリまで引っ張って、階調を失わない程度に256階調を最大限利用しようと設定していましたが、これだと明るい部分の色情報ってほとんど残ってなかったんですよね。
暗い部分も似たような状況ですし。
その為、今後の撮影はもう少し一番明るい点と暗い点を境界ギリギリまで引っ張ると言う事はしないように、基本にそった形で撮影していけたらと思っております。
取り直しについては、昔はこんな写真撮ってたんだという記憶を残すために、取り直しせずこのままにしておこうかなと考えています。
ただ、時間が取れるようだったら、順次取り直しも考えていきたいと思います。
グレーバランスについては、投げ売りしていた日本塗料工業会の塗料用標準色が非常に優秀で、分光測定器で測ったレベルにおいてはほとんどズレはなく市販のグレースケールカードと同程度の精度が確保されていました。
安価とはいえ塗料の基準となるため作りはしっかりしているようです。
唯一の問題は、表面がピカピカなため光源の反射が有る事でしょうか?
光源が写り込まないように配置を考慮できるのであれば、x-riteのグレースケールカードと遜色のないグレー点が半額以下で手に入ります。
また、精度の高い色々な色が付いてくるので、それらを見ながらカラーバランスを調整するといった事も可能だと思います。
そう言った点を考えると、定価でも2500円程度、旧規格の投げ売りなら1500円以下(更に古くても良いなら500円、ただし劣化して色が変質している可能性は否定しない)で手に入る日本塗料工業会の塗料用標準色は、最も取り扱いの簡単なカラーチェッカーであるといえなくもないかも。
ただし、x-riteのColorChecker Passport、DatacolorのSpyder Checkr、QPcard ABのQPcard等と異なり自動補正してくれるソフトは一切無いので自力で調整する必要がある分、手軽さには欠けますけどね。
安価なので、切り貼りして自分だけのColorCheckerやSpyder CheckrやQPcardを作っても良いかもしれませんね。
非常に正確なグレーを除いては、正確にカラーチェッカーと一致する色はありませんので似た色にしかならないという欠点はありますけれども。
これを使った撮影も考えてみる事にしましょう。