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コダックの写真フィルムが値上げ(一部生産終了)

http://www.nationalphoto.co.jp/1F/kodak_news_06.htm

今回の値上げで、コダックのプロ用のカラーネガで最も安価だったエクターが、上位のポートラの値段を上回ります。(ここでは135/36mm)
たとえば、ポートラで最も高価なPortra 800が値上げ後も1200円を切っているのに対し、エクターは値上げ後は1200円になります。(上記URLのナショナル・フォートでの価格。)
特に白黒フィルムは今でも高いのにさらに高くなります。
カラー現像加能な白黒フィルムも廃止になります。ラボ出しした際に現像代が安くて済んで便利と評判だったのですが。
また、一部のセット(エクター100の5本セットや、スーパーゴールド400の10本セット等)が廃止になります。
特にスーパーゴールド400の10本セットは日本のみだったので、日本国内で詰め直ししていたため、需要と手間を考えて廃止になったと思われます。

そして、220がすべて生産終了になります。
元々ラインナップが少なく、需要がきわめて少なかったのでコダック的には早く切りたかったんでしょうけど・・・
※120,220ともに同じロールサイズの中判。220は120の裏紙がないタイプで、その分多く巻けるので1ロールあたりの撮影枚数が倍になる。その代わり、裏に窓がある機種ではフィルムが露光してしまって使えない。そのため、220フィルムは120フィルム機で使える機種もあるけど使えない機種もある。それに対して120フィルムは220フィルム機でも使える。なので120フィルムを作っておけばどちらでも対応できると考えたと思われる。

世界的に需要が減っているのもあって、フィルム生産量は減少の一途ですしね。
一時トイカメラブームで持ち直した物の、ブームが去ればどうなるかは明らかですし。
ただ、富士フイルムのチェキは絶好調で増産に次ぐ増産らしいですが・・・

世界のフィルムメーカーで唯一残ったのは、富士フイルム1社だけですしね。その富士フイルムも現在メイン事業は化粧品や医療品関係になっていますが。まあ、写真フィルムは薬品の取り扱いと加工技術の固まりなので、フィルム事業と化粧品/医薬品との相性は抜群なんです。そう言った点で早々に事業転換した富士フイルムが生き残り、写真事業に固執したコダックが事業売却に至ったのは、当然の帰着とも言えます。
※コニカはコニカミノルタになった後フィルム事業をDNPに移譲し、その後DNPはフィルム事業から撤退しました。また現在フィルムを作っているコダックは以前フィルムを作っていたコダックとは別会社です。ヨーロッパのアグファも倒産して、その工場とブランドを買収した別会社が作っています。一部中国発の怪しいフィルムが出回っていますが、あれは大手が古くなって(また生産調整のため)処分したフィルム製造装置(または工場一式)を買ってきて作っているだけです。また他のフィルムを取り扱っている会社はほとんどが上記いずれかからのOEMです。


コダックのプロ用フィルムが必要な方は、多めに買っておいた方が良いかもしれません。
浮いたお金(?)で冷蔵庫か冷凍庫あたりも・・・

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