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富士フイルムFinePix F1000EXRについて

このシリーズは、画素混合によるノイズ低減やダイナミックレンジ拡張などがあり、また1/2と他のメーカーの同クラスよりも大きなセンサーを積んでいます。
それと、公式にRAW対応しています(いました)ので、ダイナミックレンジ拡張を使わなくても標準で400%相当まで対応できました。
また、公式には5cmとなっていますが、実際には2cmまで寄れるマクロもありますので、高倍率ズームと合わせても結構使い勝手の良い機種です。
ただし、基本はオート専用なので、マニュアルモードで使おうとすると結構手間取ったり、ピントは完全にAFなので、フォーカスポイントが意図しない場所にずれることもあります。(中央一点でも、中央から少し離れた場所にピントが合うなど)

が、この機種からRAW対応が外されていました。
このクラスを使う人は余り使わないんだろうとはいえ、またこのクラスのRAWはあんまり良い画質ではないので使い勝手が悪いと言うのもあるのでしょう。
でも、RAWで撮れることで、後から修正が出来るのも事実です。
また、先ほど書いたとおり、RAWはダイナミックレンジ拡張400%相当※のデータを最初から持っているので、うまくすれば白飛び、黒つぶれを救出することも出来ました。
※この機種はセンサー出力が約10bitとなっているため。

で、よくよく見るとこの機種ってF900EXRの後継機じゃなくて、F820EXRの後継機なのね。
センサーと外装を変えただけ。
レンズは、実はF900EXRと同じ物だけど、クラス分けで価格差を付けるため、わざと18倍に制限していただけです。
実際、F値が違うから違うレンズだとお思いでしょうが、F900EXRのレンズも18倍の時はF820EXRと同じF5.8となります。

また、F820EXRが販売終了してから、F1000EXRが出てきました。
F900EXRの後継機なら、F900EXRが製造中止/販売終了してから出てくるはずですが、実際にはブランクがありました。

そして、一番重要なこと。
それは値段。
今までのFシリーズのフラグシップ機は、販売開始時4万円を想定していました。
しかし、この機種は3万円と、F820EXRと同じなのです。
逆に言えば、F900EXRが担当する初音4万円のラインナップが空いているので、ここに新しい機種が入ってくる可能性はなくはないでしょうが、コンデジが利益を上げていないとなると、このまま終了となる可能性も否定できません。

要するに、F900EXRの機能を削って、F820EXRの後継機に仕立てたのがF1000EXRです。
まあ、F820EXRがF800EXRの機能を削って廉価機に仕立てたのと同じ事をやっただけです。
ただし、今回はレンズ倍率を制限してきませんでしたが。

今後どうするかを決めるのは富士フイルムさん次第ですが、個人的にはRAW対応の廉価なコンパクト機を出して欲しいです。
まあ、他社でも良いんだけどさ。
他社だと、廉価なコンデジでRAW対応ってあんまり無いんですよね。
同クラスだと、CASIOのEXLIM EX-ZR800/1000/11100位でしょうか?
※EX-10はOLYMPUSのXZ-2、PENTAX(RICOH)のMX-1の構成違い(兄弟機)なハイエンドコンデジなので、廉価なコンデジではないため対象から除外。
なので、ファームアップでRAW対応に変えてくれると有難いんですが、無理でしょうかね?

それと、F1000EXRで初めて知りましたが、今まで1/2インチで1600万画素だと思っていました。
有効画素なので、実際の総画素数はもう少し、他社と同程度ぐらい画素数が多いだろうと思っていましたが、実際はそんな物じゃなかった。
他社のSONY製裏面照射CMOSセンサーが1/2.3インチで1679万画素で、対する富士フイルムのEXRセンサーは1/2インチで1836万画素となっています。
センサーサイズの表記は必ずしもサイズを表していないので、実際のサイズで比較/計算すると、な、なんと富士フイルムのセンサーの方が3%ほど画素が小さいんですよね。
まあ、余り大きな差ではないように見えますが、センサー出力が10bitであることを考慮すると、1024の3%でおよそ30、これを大きいと見るか小さいと見るか。
これは32階調の内の1階調に相当する程度で、センサーの特性が同じならEXRセンサーは1階調分丸々消えると言う事を考えれば、結構な差だと思います。
ただし、EXR配列であることを考慮すれば、もしかしたらそれ以上の利点があって、その分を十分に打ち消している可能性は否定しませんが、メーカーが何も言わない以上真偽は分かりませんし、我々消費者には仕様上から見える物以上は見えてきません。
故に、故意に総画素表記をしてこなかったのかもしれませんが。

それらを考慮しても、RAW対応であることは十分利点だったので、富士フイルムさんにはRAW対応を考慮していただけたらと思います。
もしかしたら、既にRAW対応の新機種を作っているのかもしれませんが、そうでしたらその新機種購入しましてお詫びいたします。

なお、RAWフォーマット自体は12bitになっているので、DR拡張で1600%にすれば一応は12bitフルに使えます。